この記事を読むと、情報モラルやSNSに対する知識を得ることができる動画教材を知ることができます。
主に小学校の先生や保護者の方向けの記事です。
児童やお子さんがスマホやインターネットを取り扱う前に、留意点を知らせるのに役立ちます。
へろ〜、あ〜いむ、いんぎりっしゅ!
前回の記事でSNS楽しい!って言ってました。
inspire30yearsold.hatenablog.com
ですが、楽しさを伴う分、注意しなければならないのもまた事実!
今回は、私が教員時代に活用していた情報モラル教材をご紹介!
それでは、れっつごー!
情報化社会の新たな問題を考えるための教材 文部科学省
教員目線の活用
はい、王道の無料教材かつクォリティが高いといえば、やはり文部科学省の教材ですね。
アクティブラーニング(児童・生徒が課題を発見し、解決に向けて主体的・共同的にマ学ぶこと…要するに、黙って先生の話を聞いて、板書をとるだけの授業はやめましょうということ)が提唱されている中ではありますが、この教材は見るだけ・見せるだけでも十分教育的効果のある教材になっているのではないかと考えられます。
理由としては、
①発達段階(年齢・学年 小学校5年〜高校3年)に合わせた教材が用意されているという点
②本編と解説編に分かれていて、見やすい動画構造になっている点
この二点は、はっきりいって教師いらずな優れた教材だと言っていいと思います。
もちろん実際に授業をする際は、この知識を定着させるための活動を入れていかなければいけませんが、見せるだけでもかなりの効果が期待できると思います。
保護者目線の活用
様々なケースが考えられる現代社会の問題。
SNSのトラブルだったり、スマホの利用時間だったり、問題は様々…。
起きてしまってからは遅いですが、お子さんが一番近いシチュエーションのものを一緒に見ることが最善の策なのではないかと考えられます。
教員目線と違うのは、保護者目線だと我が子の問題が教師より明確に見えているということ。
教師は、クラス全体の様子や、社会の傾向を汲んで授業を構成するので、必ずしもいお子さんの実態に合った授業が展開されるとは限りません。(もちろん、有意義なものになるよう工夫は凝らしています。)
ですが、保護者の皆様から見たお子さんの姿がこの教材には割とリアルに反映されている部分があると思うのです。
家族で視聴して、 「これについては、こうしていこう。」「あれはどうすればいいんだろう…。」決めることは決めて、わからないことが何なのかをはっきりさせることで、情報化社会を生きるためのスキルが身につきます。
教員は、価値観の押しつけはご法度ですが、家族ならでは価値観の中できまりをつくるきっかけになるのではないでしょうか?
まとめ of いんぎりっしゅ
最近の学校の生徒指導で増えてきているのは、ネット上のいじめです。
ご年配のベテラン教員の方々に多く見られる傾向なのですが、
「中学校進学前、卒業前にちょっと教えればいいよ。」
と言って、情報モラルの指導を小学校在学中にほとんどしないというケースは少なくありません。
ぶっちゃけた話、この類の教育を重要視している教員は若い方でも少ないです。
さらに、教員という閉鎖的な職場環境で新しいことを導入するには少なくとも2年。浸透させるには10年かかるといった世界でございます。
しかし、時代は流れます。子供も流れに沿って日々変化します。
国語、算数、理科、社会…どれをとっても必要なことではありますが、時代に合った知識・思考を提供していくのが教員の役目だと思います。
そして、知識はもう教え込む必要はほとんどないのです。だって、調べたらGoogle先生が教えてくれるのだから…。調べて得た知識、教えてもらった知識をどのように活用するのかがこれからを生きる子どもたちに必要不可欠なのです。←えらそう
このような教材の視聴を通して、現代社会に生きている立場と、様々な角度から物事を考えられるお子さんが育っていくことを願っています。
おまけ of いんぎりっしゅ
良い教材と書いておきながらなのですが、はっきり言って使い方によりけりだと思います。他の教材もありますが、情報モラルや情報化社会の問題について教えていくには国の方針に沿って作成された教材は間違いありません。
低評価が目立つものもありますが、あなたの活用の仕方次第かな…。
そして、学習指導要領が改定されましたので、そろそろ新しい動画がアップされることでしょう。早いところ出してもらって、現場で効果を発揮してほしいですね。